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外資系ラグジュアリーホテルでの採用

今では数多くの外資系ホテルに納入されている杉野綿業のタオル。どのような経緯を経て、多くのラグジュアリーホテルで採用されるようになっていったのか。このプロジェクトストーリーでは、その秘話をご紹介します。

きっかけは、
あるリネンサプライヤー様との
出会い

リネンサプライヤー様との出会いは今から10年以上前。当時のことを杉野社長はこのように振り返ります。
「リネンサプライヤー様は当時、タオル卸問屋(商社)とのお付き合いが中心でした。そこで、私たちはメーカーならではの視点からリネンサプライヤー様のお困り事や悩み事をお聞きして、アプローチを繰り返していました。
すると、ある日『杉野さんは高級ホテル向けのタオルは作れないの?』とお話をいただき、『今すぐにはご提案できるものが無いですが、是非やらせてください』とお伝えしました。」
こうして、ラグジュアリーホテルにふさわしいタオルの開発への挑戦がはじまりました。

必要だったのは、肌触りと耐久性の両立

開発を進めたのは、優しい肌触りを持ちながら、度重なるリネン洗濯でも風合いを失いにくい耐久性を備えているタオル。この2つの特性は相反するものであり、ラグジュアリーホテル向けのタオルとして、この2つを兼ね備えることができれば、大きな強みを持った製品になると考えたのです。
しかし、杉野社長と工場長を中心に進められた開発は、簡単には進みませんでした。
「さまざまな生地や糸を試し、ラグジュアリーホテルらしい優しい肌触りを維持しながら、耐久性も確保できる限界を探っていきました。大手紡績会社様に協力いただいて開発した独自の糸を使用し、それに適した織り方や染色にこだわり、サンプルを製作する。ひとつのサンプルを仕上げるのに数ヵ月かかりますが、納得できる製品を完成させるまでに数えきれないほどのサンプルをつくりましたね。」と杉野社長は話します。
リネンサプライヤー様と協議しながら試行錯誤を繰り返した結果、自信を持ってご提案できるタオルが完成。そして、リネンサプライヤー様のご提案が実り、2014年に開業した外資系ホテルでの採用が決定しました。
「最初のホテルに採用が決まったときの喜びは大きかったですね。タオルの開発に時間はかかりましたが、当時を振り返って思うのは、直接足を運んでお客様の声をお聞きすること、長年くすぶっている課題に真面目に取り組むこと、その積み重ねが解決策や新しい提案に繋がっていくということです。モノづくりはメカニックな部分ももちろんありますが、モノは類似品がどうしても出てきます。お客さまの変わり行くニーズをお聞きして、私たちも変わっていく、そして進化する。今回のケースのように特命で任せてもらえることは、本当に大きなやりがいです。」

ラグジュアリーホテルでの採用が拡大今後は「感動するタオル」をつくりたい

ラグジュアリーホテルでの採用が拡大今後は「感動するタオル」をつくりたい

初採用から10年以上が経ち、今では杉野綿業のタオルは数多くのラグジュアリーホテルで使用されています。2017年以降は五つ星ホテルでも多く採用され、この数年の新規ラグジュアリーホテル採用率(日本製)はトップクラスであることは間違いありません。ホテルの採用が拡大すると、技術力・商品開発力以外にも強みが必要です。タオルの品質はもちろん、タイムリーな対応ができるよう、在庫管理などもブラッシュアップしています。
「例えば、当社では小ロットでのご発注にも柔軟に対応できます。ホテルの場合、最初に何千枚と大量に納品させていただいても、その後のご発注は数百枚単位になります。さらに、ご発注から納品まで迅速に対応する必要がありますが、当社ではそうした発注に十分に備えています。また、各ホテル様からタオルに対して独自のご要望をいただくことも多く、なかには実現の難しいご依頼もありますが、一つひとつに真摯に向き合い、できるかぎりの対応をさせていただきます。」
今ではホテル向けの製品ラインナップは数百になります。ホテル向けのタオルがここまで発展してきたことに対し、杉野社長はリネンサプライヤー様への感謝を口にします。
「リネンサプライヤー様の提案力や信用力があったからこそ、当社のタオルがここまで採用いただけています。リネンサプライヤー様からの当社への信頼も強く感じるなかで、その信頼に応え続けていきたいと強く思っています。最近では、『感動するタオル』をつくってほしいとオーダーをいただきました。タオルで感動させるのはもちろん簡単ではありませんが、ご期待に応えられる製品を必ず開発します。」

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